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ぶつ切り睡眠

私は、基本的にぶつ切り睡眠で日々を送っている。
毎日何時間寝ないとダメ、ということもないので、
朝方から数時間寝て、夕方また1時間くらい仮眠をとるとか、
最悪は電車の中で寝るとか、それでもなんとかもってしまう。
周りは朝型が増えてきて、そのほうが健康的だよなあ、と思いつつ、
変えられないでいる。
それでも今日は、1時間程度のぶつ切り睡眠を繰り返していたら、
なんとなく体中が痛い。
やはり、3時間と2時間、とか
4時間と1時間とか、少しはまとめてとったほうがよさそうだ。

9月になると、高橋治さんの名著『風の盆恋歌』が読みたくなる。
前にも日記に書いたように、この小説はいわゆる「不倫」を描いているのだが、
何度読んでも、心にしみる。
というわけで、何度目か忘れたが手に取った。
年に一度、おこなわれる越中おわらの風の盆。
富山県八尾を舞台にした、男と女の年に一度の逢瀬。
電車の中で読み始めたら、みるみる涙があふれそうになって
困った困った。
逡巡、葛藤、それにもまして相手への思いの強さなどが、
美しい文章からにじんでくる。
まだ途中なのだが、読み進めてしまうのが惜しいような本だ。