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運命

ベートーヴェンは好きだけど、このタイトルは照れる。
先日、私は運命なんて信じない、と書いたが、
多少の訂正が必要かも。
つまり、運命にかこつけて、何かをあきらめたり後ろ向きになったりすることが
好きではない、と言いたかった。
運命的な出会い、というのは確かにある。
あの日、もし雨が降らなかったらあそこには行かなかった、
そうしたら決して会えなかった、という場合の出会いなんかは
その典型かもしれない。
私は違う世界の人と出会うチャンスは多いけれど、
その中でも、不思議な出会いというのは確かにある。
だけどねえ、出会いを運命と位置づけると、
別れもまた運命か・・・ということになるから、
それがせつないなあ、と思う。
そう簡単にあきらめきれない想いというのはあるものでしょ、
人間だったら。

このところ、とてもおもしろい取材が続いている。
近いうち、形として発表できると思うが、
人間の業、というのか欲というのか、
底知れないものがある。