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ハイパーの記事

婦人公論6月22号で書いた、
東京消防庁の特別救助機動隊(通称ハイパーレスキュー隊)の記事が
読者からの評判も非常によかった、と聞いて、とてもうれしくなった。
あの記事は、かなりの情熱をこめて取材執筆したものだから・・・。
少しでも多くの人たちに、彼らの存在を知ってもらいたい。
新潟の中越地震のとき、車とがれきの間にはさまった2歳の子を助けたのが、
ハイパーレスキュー隊の面々。
あれで一気に注目を浴びたけれど、まだまだ彼らの活躍は
知られていない面が多すぎる。
アメリカでは、消防士は常にヒーローだし、
ドイツでも人命救助に携わる人々、それを象徴するヘリは、
人々の憧れの的だという。
どうも日本では、消防士や救命士などが「縁の下の力持ち」扱いされすぎている。
自らの命のリスクをかけて他人を助けるレスキュー隊の実態を
少しでも知ってもらえたら、本当にうれしいのだけれど。

今日は友人たちと、「志らくと家緑の会」へ。
私はどうも、創作落語&新作落語は苦手のようで、
志らくさんの噺はつい、うとうと。
家緑さんは、人情話「中村仲蔵」。
この噺には私は弱くて、うるうるしてしまうのだが、
家緑さんはちょっと説明過多のところがあるのが気になる。
古典をわかってもらおう、という気持ちの表れだと思うのだが、
そこまでする必要があるのかどうか・・・。
説明過多によって、噺に乗り損ねる客もいる、というリスクが生じるのではないか。