2004年12月

丸の内オアゾの丸善

先日、新刊が出たのを見に丸の内オアゾビルの丸善に行ってみました。
実はここには、私の名札がついた棚があって、過去に出した本が並んでいます。
最初にそれを見たときは、うれしいやら恥ずかしいやら。
しばらく見ているうちに妙な気分になったものです。
その名前が自分であって自分でなーい、みたいな気持ちになってしまって。
ま、本名なのでしかたがないのですが。
新刊もきちんと並べられていました。
途中の棚に表紙カバーを見せて並べられてもいました。
少しでも多くの人に読んでほしい、という気持ちはあります。

また次の本にとりかかっているところです。
年末年始もお仕事お仕事。

それにしても今日の東京の雪はすごかった。
吹雪いていました。
東京で、あれほどの降り方を見たのは久しぶりです。
スマトラ沖地震もすごいことになっています。
津波にのまれるって、結局、溺死より打撲が多いと初めて知りました。
いろいろなものが一緒くたに流れてくるし、体をあちこちに打ち付けるから。
子どもの頃、すぐ氾濫する川の近くに住んでいたのですが、
台風時期になると、土地が低いから、浸水するんです。
家に水が流れ込んでくると、大人ひとりでももつのが大変な畳などが
簡単にぷかぷか浮いてきます。
あらゆるものが流されてしまう。
水の威力ってすごいものだなあと思った記憶があります。
ちなみにこのころ、「○○町あたりが浸水」と学校に情報が入ると、
よく家まで自衛隊のボートで送ってもらいました。
ずいぶん大きくなるまで、自衛隊の実際の仕事は「災害救助隊」なんだと
信じていたんですけどね・・・。
スマトラ沖地震では、日本もいろいろ復興に協力したいですよね。
そういうことにお金や人の力を使うのはいいと思うんだけど。
ろくに活動もできない場所に協力という名目で派遣するより、
ずっと実があるんじゃないでしょうか。

クリスマスの夜は・・・

クリスマス当日の夜は、某雀荘の麻雀大会へ。
なんと優勝してしまいましたー!
なんて気持ちのいい夜だったことか・・・

社会人って、というか私のような仕事は、
なかなか目に見える成果というのが、日々、味わえないのです。
仕事はそもそも勝負ではないし、たとえ自分としてはすごく気に入っている本でも
売れなきゃ世間では評価ゼロという矛盾にさらされます。
必然的に、売れた売れないで勝ち負けが決まるとは思えない、
いや、むしろそうは思いたくないという気持ちになります。
しかし、麻雀というゲームは運も含めて、勝ち負けがわかりやすい。
自分の中で「負けて悔しい花いちもんめ」という気持ちもあるし、
勝てば勝つで、とにかく最高の気分になる。
「運と実力のバランスがいちばん優れたゲーム」
「麻雀は人生のようなもの。運がついてないときは、ただじっと
黙って嵐が過ぎ去るのを待つのみ」
などと言われます。
それはやったことのある人なら、「なるほどねー」と思うでしょう。
まさに麻雀は、忍耐するときと勝負を賭けるとき、その見極めが
大事なのです

クリスマスイブでした

クリスマスイブ(本当はもうクリスマス当日になってしまいましたが)に
初の日記お目見えです。よろしくお願いします。

今日は某女性誌の取材を受けました。
新刊「しない女」にちなんだセックス特集の記事。
「セックスしない女性たち」には、さまざまな「しない理由」があるんですよね。
でも、本を書き終えて思ったのは、
ある意味で「究極のコミュニケーション」であるセックスを避けるというのは、
やはりどこかで「深い関係」から逃げているのではないか、ということ。
セックスなんて簡単に遊びでもできるものだけど、
互いの目を見つめ合いながらするようなセックスは
遊びではできない。
そこには深い交流、深い精神的関係、もっといえば魂が触れあうような瞬間が
あると思うのです。
その部分から目を背けていたら、いい関係は築けない。
傷つきたくない気持ちはわかるけど、「関係」にはリスクがつきもの。
クリスマスイブ、いろいろな人に
素敵な恋の1ページが刻まれているといいんですが。
私は・・・ははは、ひとりで原稿書いてますよー。