2006年7月

なんとなく鬱々とした日々

梅雨もあけたけど、気持ちはじめじめ・・・鬱々。
誕生日が過ぎて1カ月もたったけど、年齢にもなじめないし、
どことなく現実的な「日常生活」が楽しめない。
逃げてしまいたいけど、逃げ場もないし。
夢をもつには年取りすぎたってことかなあ。
身近な目標が、先の目標につながっていかない。

若いっていいなあ〜

最近、しみじみと若いっていいなあ、と思うようになった。
だからといって、若いころに戻りたいわけでもないのだが、
若い人たちを見ると、「今、どんなことがあっても、まだ未来があるんだよ」と
言ってあげたくなってしまう。

先日、夏木マリさんがテレビで、自慢できることは? と聞かれて
「年を重ねてきたこと」と言っていた。
かっこいい。かっこよすぎる。

いろいろなことからの回復が遅くなる、というのが
このところ困った現象。
体力よりもむしろ気持ちの問題。
年齢を重ねてきたのだから、些細なことなど気にしなくていいはずなのに、
気持ちが薄いガラスみたいになっている。
ぱりんぱりんと、あちこち割れる。
それを修復するのに時間がかかる。
割れたままのところも、そのままになっているような気がするし。

若いときは、何かあると、ばっくりと大きな傷がつくのかもしれない。
年をとった分、受け身ができるから、瞬間の傷は小さくてすむ。
だけどその数は多い。
自然修復するのに時間がかかる。
小さいと思っていた傷が、いつしか消えない傷になって、
そこに汚物がたまっていくような感覚。

だが、汚物を生み出しているのも、自分の心なのだろうなと思う。
すべては自分の中で起こっている。そんな気もする。

結局、イタリアーフランス

ワールドカップ、結局はイタリアーフランスの決勝となった。
ジダンの最後の試合だけど、うーん・・・やっぱり顔でイタリア! かな。
などとノーテンキなことを考えている。

6月はオペラ月間だったのだけど、なんだか最近、わくわくしない。
見慣れすぎたのか、はたまたこちらの感性が鈍っているのか。
他に考えることがいろいろあって、舞台に没頭できないのかもしれない。

なんだかんだ言っているうちに、今年も半分過ぎてしまった。
時間がたつのは早い。