No.182の記事

映画「愛と殺意」

先日、テレビで深夜にやっていた映画「愛と殺意」。
1950年のイタリア映画で、監督 脚本はミケランジェロ・アントニオーニ
出演は、マッシモ・ジロッティ、ルチア・ボゼ、ジーノ・ロッシなどなど。
財閥の妻となった若くて美しい女性には、秘密の過去があり、それを探偵が
探っていく、というサスペンス。だが、一方で、彼女の現在進行形の秘密の恋が
むせかえるような濃密な色香に満ちている。
このモノクロ映画、なんともいえずいい。
夫の経済力は手放せない、だが愛する男とは心身共に離れられない。
すべてをほしがる女が次に求めるのは、夫がいなくなること・・・。
だが結末は・・・。という映画なのだが、とにかくルチア・ボゼの美しさが光る。
昔のイタリア映画って、ほんと、なんともいえない雰囲気がある。