No.204の記事

春だというのに

なんだか天候が定まらず、周りに風邪っぴきの人が多い。
私もまだなーんとなく喉がおかしいような・・・。

今月上旬は、「東京のオペラの森」の「ヴェルディ レクイエム」と
ピアノのキーシンを聞いた。
ヴェルレクは、指揮がムーティ、ソリストにフリットリ、サッバティーニ、
ダルカンジェロ等々のメンツ。
うーん、このメンツなら、何かオペラができなかったものか、
という気になってしまう。
いちばんすごかったのは合唱の面々、ソリストもよかったが・・・。
感心できなかったのは弦かなあ、やはり。
あの曲のうねりが感じられなかった。
管楽器、打楽器はがんばっていたけれど。
寄せ集めの悲しさか。

キーシンはアンコール8曲、というのにびっくり。
拍手していればいつまでも出てきて弾くのだから・・・。
調子よくサービス精神っていう雰囲気でもなく、
なんだか実直そうで好感がもてる。
技巧のすごさは言うまでもなく。左手の力強さが印象的。
バランスが悪いわけではなくて、曲の後半になっても左手の強さが
しっかり印象に残る、というのはすごいなあ、と・・・。

実は今月、歌舞伎座にも行ったのだけど、
体調の悪いときに無理やり行ったので、ほぼ全滅のように眠ってしまった。