No.206の記事

せつないニュースがいっぱい

拉致問題の件で、横田さんが韓国へ行ったというニュースを見た。
北へ向けてのラジオ放送の収録を聞いて、
なんとも胸がしめつけられるような気になる。
「とにかく生き抜いてほしい」
家族としては、そう願うしかない状態。
何十年も娘の無事を祈り続け、救出を願い続ける親たちの髪は、もう真っ白だ。
つらい・・・。

もうひとつ、京都で認知症の母親を殺害、自分も自殺を図った男性の裁判があった。
たったひとりで認知症の母を介護しなければならなかった50代の男性。
母の合意のもとで、母の首を絞めたという。
今も、「もう一度生まれてくるなら、母の子として生まれたい」と
言っていたと聞いて、思わず涙腺がゆるんだ。

介護保険が始まって6年たつが、今年の春、介護法が見直された。
今まで要介護1だった人たちが、要支援に回され、
車椅子を借りられなくなった。買い取るしかない。
介護保険もまた、財政が厳しいという。
そんなこと、始める前からわかっていたのではないの?
今までデイケアに週3回通えていた人が1回になってしまう。
これではリハビリは進まない。もっと来たければ金を払え、という。
介護も医療も金次第・・・なのか。
ひとりで息詰まって、親と一緒に心中するしかなくなってしまう人が
これから増えていくのではないだろうか。
他人事とは思えない。