No.21の記事

オペラから落語へ

昨日寝過ぎたので、今日は朝から原稿直しを送り、
さらに10月のオペラのチケットを電話予約。
10時からの予約なのに、つながったのは午後1時。
3時間、携帯電話を1秒たりとも離さず、ようやく予約がとれてほっとする。
いつもながら、チケットとりは一苦労。

今日はオペラ「チェネレントラ」と、立川談志の落語独演会の2本立て。
ハードだった〜。
チェネレントラは、ロッシーニらしさが出ていたと思う。
歌手たちに大拍手! あの早口言葉は大変だ。
談志のほうは会場がいけなかったのか、非常に聞きづらかった。
落語会に2000人以上はいるホールをもってくるのがどうかしている。
いくら談志とはいえ、たったひとりでそれだけの客を吸引する力はない。
まして舞台の上にスクリーンがふたつもかかっていては、雰囲気もだいなし。
つくづく、マイクのない寄席はいいなあと思う。
演目は「子ほめ」と「文七元結」。
私は個人的にはどちらも感心しなかった。
子ほめってのは、もともとたいした話ではないけれど、
談志が話すと、お間抜けな感じがあまり出ない。
「文七元結」のほうは、娘のいじらしさ、廓の女将さんの心意気、というものが
やはりなんだか違うんだよな〜という感じ。
話の運びもややくどい。
本人も「この話は好きじゃない」と言っていた。好きじゃない話を聞かされる客は、
どうしたらいいのだろうか。
話が多少論理的でなくても、強引に客を泣かせてしまうような力業が私は好きだ。
志ん朝の「文七元結」は、号泣させられた。
こうなると、好みの問題かもしれないが・・・