No.429の記事

敗戦記念日

昨日は、忘れてはいけない敗戦記念日。
先日、若い人たちへの街頭インタビューで、「昔のことには興味がない」「知らないから」と言うのを聞いて悲しくなった。知らないなら知ろうとすればいい。
昭和がどんな時代だったかを。
30年代が懐かしいとブームになったけれど、それはあの戦争の名残でしかない。貧しかったのだ。

私の伯父も戦争で死んでいる。遺骸もない。どこかの南の国できっと土に還っているのだろう。
知らないうちに靖国神社に祀られていたらしい。遺族が抗議したけれど、はずしてはもらえないようだ。
戦犯たちと一緒に、ただの兵隊が、死にたくなかった若い青年たちが靖国に祀られている。本人は望んでいるのだろうか・・・。

私は靖国神社に行ったことがない。見たことのない伯父が祀られている靖国に行ったほうがいいのだろうか。それとも話に聞く、やんちゃで愛すべき青年だった伯父の私なりの面影を、心にとどめておくだけでいいのだろうか。
この時期になると、見たこともないけれど、「いいヤツ」だったらしい伯父のことが思い起こされる。