2005年09月02日

叩けばほこりが・・・

選挙も近いが、立候補者の女性たちのことがいろいろ取りざたされている。
特に気になったのが、エコノミストの女性の「不倫メール」・・・。
私は、目的のために手段を選ばない、という方法を否定しない。
のしあがってやる、というタイプの女性も大好き。
なりふりかまわず、男を踏み台にしてのし上がっていく女性、いいじゃないと思う。
彼女とは同じ世代なのでよくわかるのだが、
人生40年以上生きていれば、叩けばほこりはいくらでも出る。
そこを今さら取りざたするのもどうかなあ、という気がしてならない。
人間、聖人じゃないんだから・・・。

人間って、誰もが暗い面、黒い面を持っていると思う。
持っていなければおかしい。
それをバランスとって生きられるようになるのが、
やはり40代からなのではないだろうか。
20代、30代のうちはアンバランスで当然。
ただし、自分の心の奥底に潜む「黒い面」には、
気づいておいたほうがいいと思うけど。
たとえば、「殺意」とか。おそらく、人間の黒い面の中でも
もっとも濃い闇の部分だと思うが、
私も人に殺意を抱いたことがある。けっこう真剣だった。
あのまま殺意に巻き込まれていたら、実行してしまったかもしれない。
だが、かろうじて私は自分の殺意に気づくことができた。
気づいて意識したから、表向きの過ちは犯さずにすんだ。

意識的にせよ無意識にせよ、人はたぶん、
裏切ったり裏切られたりを繰り返しながら生きていく。
自分の冷淡さやずるさをわかっていながら、
表向き、いい顔をする。
でもそれを意識しているかどうか、つまりは自分の弱さや汚さに
気づいているかどうか、が問題なのではないだろうか。

叩けばほこり、脛に傷。
お天道様に顔向けできない・・・なーんていう
生き方をする時期もあるかもしれない、人間だから。
でも、そういう時期があったからこそ、今がある、とも考えられる。
ほとんど自己弁護のような日記になってしまった。

男女の信頼関係

今日、とある俳優さんにインタビューしていて、
「男女の信頼関係」がいかにむずかしいか、で話が弾んでしまった。
信頼関係を築くのは本当にむずかしい、プロセスで誤解も生じる。
だけど、いったん築いた信頼関係が崩れるのは非常に簡単。
ふとしたことで、がらがらと関係が崩れる音を、私も聞いたことがある。
どっちが悪い、とかそういう問題ではなくても、
信頼関係は崩れるときは崩れてしまう。

では信頼関係はどうやって築けるのか、という話にもなった。
「愛とは、決して、後悔しないこと」という有名な言葉があった。
私なら、「愛とは受け入れること」かなあ。
相手の状況、短所も含めた性格、すべてを受け入れること。
それをベースにして、信頼関係というのは築けるのではないかと思う。
むずかしいことではあるが・・・。