2005年09月26日

みなさん ありがとう

心身共にちょっとめげていたのだが、掲示板、あるいはメールでエールを送って
くださった方々、本当にありがとうございます。
心配してくれる人がいる、ということが支えになります。ありがとう。

朝青龍優勝!
2敗から琴欧州に追いつき、さらに優勝決定戦で退けての優勝。
経験ももちろんだけど、なんたって精神力がすごい。
勝った瞬間、うれしそうに笑っていたが、表彰式では泣いている場面も。
異国の地でがんばってきた24歳の若者だもの・・・。
つらいこともあっただろうけど、ひたすら突っ走ってきたのだろう。
立ち会い前の、ちょっと足を開いて斜めになったところで、
回しをぱんぱんと叩く仕草は非常にバランスがよくて美しい。
さらに勝ったあとのガン飛ばしは、いつ見てもぞくぞくするほどいい。
こうなったらぜひ7連勝、そして年間最多勝ち星を!

弱り目に祟り目

この言葉、案外嫌いではない。
なんとなく、ここまで来たら、いっそがんばってやろうじゃないか、という
気になるから。

一昨日だったか、夜中に目が痛いなあと思って鏡を見たら、
左目がお岩さん状態。
昨年のちょうど今頃、結膜炎を患ったのでまたか、と思っていたが
どうもたいしたことではなかったようだ。
目が赤くなったらご用心。
体力が低下しているときは、空気中の雑菌でも結膜炎になるそうだ。

今日はオーチャードホールのオペラ歌手総勢18人のガラ・コンサートへ。
イタリア在住のソプラノ歌手・岡崎他加子さんは、
私の大好きなお友達でもあるのだが、彼女も出場。
すばらしい歌声を聞かせてくれた。
あれだけの人数の中にあっても、それぞれのオペラの「役の魂」を
的確に歌いこむことができたのは、彼女だけではなかったか。
日本では有名な歌手が勢揃いしただけに、なんだか自分の存在を示すような
歌声に終始し、オペラの役の気持ちにまではなりきれない人が多かったように思う。
特に「リゴレット」の四重唱などは、あまりにそれぞれが自己主張しすぎて、
私は「アンサンブルが汚い」と感じてしまったほど。
ああいった、アリアや重唱ばかりのガラコンだと、どうしてもそのオペラ全体の中の、どういう場面での歌か、を考えるよりは、
歌そのものに力がこもってしまうのかもしれない。
でもファンなら誰でも場面は想像できるような有名なオペラばかりなのだから、
ああいう歌い方でいいのかなあ、という疑問が残ってしまった。
歌として単独で聞くには、上手な人はたくさんいるけど、
いざオペラ、という演技もしなければいけない、しかも長丁場の舞台になったとき、
どれだけの人が客を惹きつけ続けることができるのか。
そのあたりに日本のオペラ歌手の厳しさがあるのかもしれない。

余裕

9月はまだ終わってないけれど、なんだかつらい1ヶ月だった。
ひとつには、婦人科系の調子が悪くて・・・。
そういえば今年の初めも3ヶ月にわたって、婦人科系ではひどい目にあった。
自分の身体がどうにかなってしまったのではないか、というくらい。
あのときは、さんざんガンを疑われたりもしたのだった。
今回はまあ、ちょっとしたこと。
ま、医者に言わせれば精神的なものが大きいということだが。

それに加えて、仕事がらみ(仕事そのものではなく)での
問題が多々、勃発。こういうことは重なるときには重なるもののようだ。
一応全部、解決もしくは解決の方向へ行っているので、とりあえず
ほっとしたところ。
自分ではそれほど追いつめられている自覚がないし、問題というのは
時間も含めていずれ解決を見るはずだから、と構えているつもりだったのだが、
やはり精神的には「余裕」を失っているのだろう。
仕事とはまったく関係ない人間関係において、
些細なことで過剰反応してしまったりする。
これは明らかに、自分自身に余裕がなくなっていることの証拠。
すべての悪いエネルギーが、その些細なことに集約されてしまって、
人を追いつめるようなことをしてしまう。
ふだんはあまり執着したりこだわったりする性格ではないのに。
なんであんなことしちゃったんだろーと、ものすごい自己嫌悪。

さて、どうやってここから脱したらいいのだろう。
まずは精神的に、するっと別の場所に行ってしまうことが大事だ。
とにかく焦らず、気持ちを切り替える。
気持ちを切り替えない限り、ずっと同じことに拘泥してしまうことになるのは
わかりきっているのだから。

ふだんとまったく違う対応や反応をしてしまったとき、
「私は、どうかしてた」と自分では思う。
ただ、それは当然、もともと自分の中にある要素なのだろう。
ふだんは封じ込めているものなのか、
自分でも意識していない心の底に沈んでいたものだったのか。
自分にそういう、大きな「負」の面があって、
それがふとしたときに出てきてしまう可能性があるということだけは
しっかり心にとめておかなくてはいけない・・・。